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ヴィラ九条山招聘アーティストによる映像作品上映

09 mars 2016 文化
Vue 413 回

『ヒロシマ、そしてフクシマ』が公開をひかえるマルク・プティジャン監督作品、歴代のヴィラ九条山招聘アーティストの作品を特集いたします。

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ご挨拶 私は、2011年にヴィラ九条山へレジデント・アーティストとして滞在し、日本の歴史、文化、社会についての作品を制作しました。本プログラムでは、私を含め、ヴィラ九条山歴代の招聘アーティストの作品をご紹介します。フランス人映画作家はどのような視線を日本に向けるのでしょう?エリック・ボードレールは、極左活動家のレバノンへの亡命に興味をもち、チャーラ・ゼンジルジとギヨーム・ジョヴァネッティは、日本に古くから伝わる伝説からインスピレーションを受けつつ、現代の寓話を産み出しました。レティシア・ミクレスは、映画監督河瀬直美の繊細な世界に深い関心を寄せ、メラニー・パヴィ、イドゥリッサ・ギロは、死と家族のつながりのもろさをテーマにし、映画を撮りました。一方、クリスチャン・メルリオが撮影したのは、東日本大震災後のそれまでとは違った生活様式のクロニクルです。ここで示されている多様な視線は、日本の持つインスピレーションの源としての強い力を表しています。そしてまた、その逆に、これらの映画とそこで表現された日本人のイメージを日本の観客がどのように受容するのか、という交換の機会を作り出しているのだ、と私は考えています。

マルク・プティジャン

   

 




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